癌に対する独自の食事療法を考える!ケトン体療法とはどんなものか【画像あり】
最近、ダイエット業界でも話題のケトン体ダイエット。
糖質カットダイエットとか、炭水化物抜きダイエットとも言われています。
まったく興味がなかったのだけれど、これが癌の食事療法にもなると聞いたので、調べて挑戦してみたいと思います。
どんな食事でどれくらいの糖質カットなのか具体的にメニューも公開。
癌の食事療法とは
癌になったら3食栄養バランスのいい食事をしましょう、的なものが多いのですが、少し踏み込んで、「癌の予防のための食事」とか「癌を治す食事」と言うのが話題になっています。
その中で、気になったのが「ケトン体療法」です。
癌細胞は、通常の細胞よりも3倍から8倍のブドウ糖を使っているのです。
これは、PET検査機でも使っている仕組みなので、妄想ではないはずです。
仕組みを調べたものを簡単に説明すると、印をつけたブドウ糖を点滴して、印が多く集まっているところを探すのがPET検査。
■参考
逆に、ブドウ糖をカットすると癌細胞はエネルギー不足で死滅するのだそうです。
これを「兵糧攻め」と表現している本やサイトなどが多いです。
それを聞いたときに、「人間の身体はエネルギーが入ってこないと脂肪などを使ってエネルギーにするじゃん」と思いました。
調べてみると、糖質が入ってこないときに一番最初につかわれるのは、肝臓に蓄えられている「グリコーゲン」らしい。
こいつは、ブドウ糖(癌の餌)になります。
しかし、グリコーゲンは24時間くらいでなくなります。
その後、脂肪が分解されてエネルギーとして使われるのだそうです。
この脂肪を分解する過程でできるのが「ケトン体」と呼ばれていて、こいつは癌のエネルギーにならないらしいです。
普通の細胞や脳ではケトン体をエネルギーとして使え、がん細胞は使えない。
しかも、ケトン体は、がんを誘発する酵素(β-グルクロニターゼ)の活性を低下させる働きもあるのだとか。
こんな都合のいい話があるのだそうです。
つまり、ケトン体が発生するであろう食事「糖質抜きダイエット」「炭水化物抜きダイエット」「ケトン体ダイエット」の食事は、癌の治療や、予防として効果があるかもしれない、と言うことです。
口腔内に癌が新しくできたかもしれない私には、静かな抵抗として割と手軽に試せる方法だと思い、次の検査(4月24日)まで試してみたいと思います。
この日までに口の中が改善されていない場合は、一部を切り取って生検に出すことが決まっています。
そこで、癌細胞や中度異形成以上の細胞がよくない状態の場合、再度手術です。
既にここまで来ています(汗)
糖質はどこを見たらいいのか
スーパーに行って、糖質がないものを買おうと思っても栄養成分表示には「糖質」と言う項目がありませんでした。
わざわざ糖質を調べた食品しか買えないのかと思ったら、「炭水化物」が「糖質」でした。
厳密にいうと、「炭水化物」は「糖質」と「食物繊維」をまとめた名称です。
身体に取り込まれるのが「糖質」。
身体に取り込まれないのが「食物繊維」。
ちなみに、食物繊維は身体に取り込まれないので、カロリーゼロ。
糖質は、1g=4kcalなのだそうです。
色々調べたら、食物繊維が入っているものは限られているみたいで、概ね「炭水化物=糖質」と見て良いようです。
どんな食事が糖質どれくらいか
アンパンの糖質はこんな感じ。
■アンパンの栄養成分表示
エネルギー:127kcal
たんぱく質:3.3g
脂質:1.0g
炭水化物:26.2g
食塩相当量:0.09g
小さいアンパン1個で、26.2gも糖質を摂ってしまうらしい。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、成人男性の一日に必要なエネルギー量:2200kcal、女性:1800kcal。
ここから、炭水化物(糖質)で摂る割合は、50~65%。
つまり、男性:1100~3348.6kcal、女性:900~1170kcal。
1g=4kcalなので、量に直すと、男性:275~837.1kcal、女性:225~292.5kcal。
これを、癌を対象とした食事療法の場合、癌を対象とした食事制限・・・1日10g~100gにする必要があるらしい。
食事制限の程度による。
ちなみに、とんかつ定食の栄養成分表示はこちら。
■とんかつ定食の栄養成分表示
エネルギー:817kcal
たんぱく質:30.6g
脂質:39.0g
炭水化物:84.0g⇒糖質84.0g
食塩相当量:2.2g
1日分が、とんかつ定食1食で終わってしまうのです。
その割に、カロリーは足りない。
そこで、低糖質、高たんぱくな食事を心がける必要があります。
そこで、どんなメニューで糖質はどれくらいなのか調べてみた。
スーパーで手に入る食材の糖質を調査
ある日の朝食の糖質を調べてみた。
■上記3種類の合計(朝食のカロリーと栄養素合計)
エネルギー:167kcal
たんぱく質:13.8g
脂質:8.1g
炭水化物:16.3g⇒糖質16.3g
食塩相当量:1.7g
うーん、1食で糖質16.3gは多いのか、少ないのか。
おなかはいっぱいにならない。
あと、たんぱく質は全然足りない。
1本満足バー
高たんぱく低糖質な食品を考えると、プロテインバーがあった。
■一本満足バー
エネルギー:179kcal
たんぱく質:2.4g
脂質:11g
炭水化物:22.8g⇒糖質19.0g
食塩相当量:0.12g
変なものを食べるよりは、良いけれど、これをメインに食べてもたんぱく質が足りない。
単に、低糖質なだけで、高たんぱくではなかったらしい。
鶏肉(砂肝とささみの燻製)
スーパーで糖質ゼロ食品を見つけたので買ってきた。
味は、割とおいしい。
1袋140g。
適度に歯ごたえもあるので、おなか的にも満足感がある。
一袋(それぞれ70g)に換算。
■鶏肉(製砂肝の燻製)
エネルギー:73.5kcal
たんぱく質:18.8g
脂質:1.1g
炭水化物:0.0g⇒糖質0.0g
食塩相当量:1.4g
■鶏肉(笹身の燻製)
エネルギー:78.4kcal
たんぱく質:18.3g
脂質:0.6g
炭水化物:0.0g⇒糖質0.0g
食塩相当量:1.1g
0.5g未満は0となっているらしいので、仮にそれぞれ0.5gとしても、2種類で1g程度です。
木綿豆腐
糖質が少ないものとして、豆腐が代表的。
木綿豆腐を買ってきてみた。
表示は100g当たりなので、この豆腐1丁で400gらしいので、4倍したのは以下。
豆腐って食物繊維ほとんど入ってないね。
■木綿豆腐1丁
エネルギー:340.0kcal
たんぱく質:29.2g
脂質:18.0g
炭水化物:13.6g⇒糖質13.6g
食塩相当量:0.0g
納豆
大豆製品の糖質が低いと言うので、納豆を買ってみた。
■納豆1パック
エネルギー:100kcal
たんぱく質:8.3g
脂質:5.0g
炭水化物:6.0g⇒糖質2.7g
食塩相当量:0.0g
納豆には食物繊維が入っていた!
炭水化物は、6.0gでも、糖質は2.7g。
ほとんどが素材・・・
家族との食事は難しくなっていきそうだ。
ちゃんとした料理で、糖質カット食を食べたいと思ったら、専門のお弁当とかが必要かも。
中身を見たけど、おいしそう。
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