【6度目の入院】病院食の真実とは
入院生活も今日でちょうど1週間。
歯肉がんで歯茎と奥歯2本、ついでにその歯が付いているあごの一部の骨まで削る手術を受けて5日目です。
手術後5日
顔の腫れは術後3日くらいからすごく晴れてきて、顔がキャッチャーミットのようになりました。
痛いのも痛くて、1日に7回くらい痛み止めを飲んでいます。
2種類併用で。
まだ口の中に詰め物してあるらしいので、歯のかみ合わせがない。
右のほっぺにガーゼを詰め込んでいて、歯を噛み締められないと思ったらわかりやすいかも。
反対側の左側も歯の上下が触れることがないので、基本的に物は噛めません。
だから、出される食事はペースト状でしたが、これがおいしくない。
そこで、1段階グレードアップした「極刻み食」にしてもらったのだけれど、ペーストとほとんど変わらない。
そこで、今日の昼から「刻み食」にさらにアップグレードしてもらいました。
人はお腹がすいても食べられないものは食べられないらしい。
その「刻み食」がこちら。
食べ物の形が出てきた。
これなら、なんとか・・・
ちなみに、メニューはこれ。
全粥
親子巻蒸し(初めて見る料理名なのだが・・・)
煮物
ゼリー
すまし汁
全粥
全粥は、おかゆです。
このままではおいしくもない、普通のおかゆですが、お茶漬けの素を持ち込んでいるので、お茶漬けとして食べられます。
ここ数日唯一食べられるものとして貴重な食糧でした。
親子巻蒸し
親子巻蒸しとは・・・?
確かにネット検索したら「親子巻蒸し」という料理は存在しました。
とりそぼろを薄焼き卵で巻いたみたいな料理みたいです。
刻むとこのようになるみたい。
でも、たまご、鶏肉、ニンジンなど分かりやすいので、食べやすかった。
すまし汁
予想通りの味。
豆腐もやわらかいので、噛まずに飲み込めて助かる。
噛むことはできないけれど、適度に触感もあるので「食べた感」がある。
ゼリー
ゼリーは言ってもそう違いはないので、食べやすい。
スプーンで適当な大きさにして飲み込めば、味もおいしいし、安心して食べられる。
煮物
最大の敵がこいつです。
煮物。
何を煮たのか分からない。
形もない。
どんな味がするのかもわからない。
食べてみるのですが・・・ある程度何かわからないと安心して食べられない気がします。
どれだけ頑張っても入っていかない。
赤ちゃんの離乳食に似ているのだろうけれど、2種類くらいまでの食材にしておかないと、あんまり多いと何の味がするのか分からず、おいしいとは思えない・・・
贅沢言うようですが、病院食とは病人にとってとても大事なのです。
食べて元気になりたいけれど、頑張っても食べられないメニューもあるのです。
好きとか嫌いとかじゃなくて。
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