【舌癌手術4回目:入院6日目】ついに何も食べられなくなりました
舌癌の手術で入院しています。
入院から6日目です。
手術から5日経過しました。
2019年6月10日(日)ついに何も受け付けなくなりました。
舌癌で入院中の食事事情
舌癌って舌に出来る癌です。
手術で切り取るとしたら、当然舌です。
私の場合は、舌だけではなく、舌の付け根と言ったらいいのかな、口底(こうてい)ってとこにも癌があります。
皮を切り取るのですが、その部分の皮が無くなるので、人工皮膚を貼ったり、自分の皮膚を貼ったりします。
範囲が狭いときは人工皮膚みたいです。
私の場合は、5センチ×3センチくらい切っているので、人工皮膚だと足りないらしいです。
自分のおなかの皮を切って、舌に貼る手術を受けました。
舌の手術と、お腹の皮を取る手術を同時に受けることになります。
舌に貼った皮膚は簡単にくっつくわけがありません。
そこで、舌に縫い付けた上で、ガーゼを入れた風船を皮膚の部分に当てて、舌や歯茎に縫い付けるみたいです。
(グロくて詳しく口の中を見れていませんが・・・)
これが痛い。
ずっと頭痛がしています。
右のこめかみのあたりがずっと痛いです。
口の中は痛いのは痛いけれど、「だるい」と言う感じの痛さ。
食事は飲みこむとき喉を通るのですが、手術中に管を2本とか喉に通しているので(呼吸用)、喉に傷が付いている。
これが治るまで、飲みこむのが本当に痛い。
液状のものでも飲みこむとき、膝のあたりを叩きながら、痛みを分散して気を紛らわせて食べる必要があるのです。
正直食べたくない。
痛いから。
でも、食べないと治りません。
そこで、普通は鼻から胃まで管が残っていて、チューブで流動食を流し込むようにして栄養を取ります。
ところが、私の場合、鼻が弱い。
チューブを入れるという事は、入れる時に傷が入っているのです。
「にゅるん」と優しく入ったりはしないのです。
鼻の穴の中に、チューブが入っていて、鼻の穴とチューブの間は鼻血。
これは本当につらい。
「片鼻だけじゃん」と思うかもしれませんが、手術中は両鼻チューブが入っていました。
両鼻とも鼻血です。
すぐに鼻の穴が詰まって、鼻呼吸ができなくなります。
口は手術して舌が腫れている状態。
最初のうちは、自分のつばも飲み込めないので、息ができないこともよくあります。
鼻で呼吸ができなくて、口でも呼吸ができない・・・人間は皮膚呼吸などしていませんので、すぐに窒息してしまいます。
何よりくるしい!
鼻が弱いから、私の場合はチューブを外して、流動食を口から食べている、という訳です。
そして、その食事がこれです。
ちなみに、朝食です。
昼食はこんな。
色違いの液ばかりですが、それぞれメニューが違うのです。
これはポタージュスープみたいです。
これは多分ムース
色からして、これが味噌煮?
具は何かあったのでしょうが、間然粉砕されていて味からは分かりません。
・・・という事は、これがささみのたまごとじか。
ささみも間然粉砕されていて、形はありません。
食事は生活するうえで楽しみの一つですが、味と言うか、風味と言うか、全然美味しくない!
全然入ってこなくなってきました。
頑張って食べていた(飲んでいた?)のですが、数日経過してもう駄目です。
ご飯(おかゆ)が全く入りません。
ふりかけ作戦も試みましたが、もう駄目です。
人は無人島で食べるものが無くなったら、何でも食べると思いがちですが、どんなにお腹が減っても食べられないものは食べられません。
お腹は空いているけれど、食べられない。
食べたら痛い、というある意味地獄がスタートしてしまいました。
毎食、ご飯何割、おかず何割、食べたというのが記録で残されます。
食べている量が少ないと、点滴など対策を取られてしまいます。
針がまた痛いんだ。
少しでも食べたと見せかけて、売店で何か軟らかいものを買って食べることにしたいと思います。
ただ、日曜日は売店も休みなんですよね~。
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