舌癌手術の入院生活で次の地獄がやってきた
舌癌手術で入院中です。
色々地獄があります。
いくつか乗り越えてきたというか、真っ最中なのですが、新しい地獄がやってきましたのでご紹介します。
舌癌手術の地獄とは
舌癌手術の地獄はいくつかあります。
最初はね、全身麻酔が怖い
「冷たいのが入りますね~」なんて言われて、薬を入れられるのですが、その後数秒で意識が無くなります。
そして、次に意識が戻ったら手術は終わっているので口が痛い。
それを過去の経験で知っているので、怖い。
口が閉じられない
口の中の手術を受けるのですが、ガーゼを丸めたものを舌に縫い付けます。
舌は腫れてるし、ガーゼ入ってるし、口が閉じないくらいいっぱいいっぱい。
自分のつばも飲み込めないほどに。
これって結構大変。
ためにしに、口を開けたままで5分いてみて。
よだれ出てくるよね?
あれを飲みこまずに(飲みこめずに)、口を閉じられない状態が24時間。
起きている時だけじゃなくて、寝ている時もだから。
そして、それは数日続きます。
寝ているときは特に大変。
無意識だし。
そもそも寝られないし。
流動食がおいしくない
流動食がおいしくないのは毎日呪いの様に投稿していますよね。
これね。
そして、新しく出てきた地獄
口の中が臭い
先にお知らせした、「ガーゼ」は口の中に常に入っています。
食事のたびに、流動食に触れます。
歯は磨くのだけれど、ガーゼはガチガチに固定されているので、絞ったりできません。
段々、日に日に、臭いが出てきます。
1日目、2日目、3一目、・・・今日は5日目ですが、もうね、臭い!
口の中が臭いって、そして、自分がそれを認識している。
地獄です。
写真も載せたいところなのですが、舌の上に少し茶色くなったガーゼが糸で縛られまくっている画像は、google先生的にNGなのです。
「衝撃的すぎる画像」になってしまうはず。
モザイクかけてもダメっぽい。
今日はねぇ。
5度目の入院にして新しい地獄を見た。
実は昨日、夜中、心霊動画を見まくっていた。
グレイの肌をした霊の動画をいくつも見て、自分がいるのが病院なので、見えないだけですごく霊がいるんじゃないかと思い始めてました。
隣の部屋の寝たきりのおじいさんがいるんだけど、さっきからずっと「おーい、おーい」って呼んでる。
ナースステーションは少し離れているので、寝たきりのおじいさんの声が届くことはない。
当然誰も来ない
もうね、10分以上誰か呼んでるんだけど、誰も来ない。
患者は勝手に何かしてあげることはできないし。
あんなにずっと「おーい、おーい」って言ってるのに誰も動かない。
そしたら、もしかしたら、誰にも聞こえていないんじゃないかと思えてくる。
あのおじいさん、他の人にも見えてるよね?
声聞こえてるよね?
15分経っても誰も動かないし、誰も来ないので、おじいさんのベッドのところにって、ナースコールを手渡した。
なんか、紐で引張ったらナースコールが鳴るようになっているみたいだけど、分かってないみたい。
代わりにボタンを押してあげるのもまずいので、ナースコールを渡して、ボタンを押すことをジェスチャーで伝えた。
だって、こっちだってしゃべれないんだから。
とりあえず、おじいさんは実在する存在みたい。
ナースコールはなったのかどうか分からないけれど、誰か行ったみたいだったし。
自分が寝たきりになったことを考えたら恐ろしいな。
おしっこやうんちをしても、誰かに頼まないと処理もできない状態・・・
今のところ、自分はしゃべれないだけで、とりあえず好きに動けるのでまだ良い方なのかも。
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