舌癌初期でも舌を切除するのか
今回は「舌癌初期でも舌を切除するのか」についてお知らせしたいと思います。
まず私の場合の結論をお知らせすると、舌は切除します。
・・・と言っても、舌をごっそり・・・と言う訳ではありません。
詳細をお知らせして行きます。
私の舌癌が最初に見つかったのは2010年です。
かなり初期での発見でした。ラッキーと言えます。
よく癌の進行具合を示す言葉で「ステージ」と言う物がありますが、ステージで言えば「ステージ0」です。
念のため、各ステージの状態を以下にお知らせします。
ステージ | 状態 |
---|---|
ステージⅠ | 癌の大きさは2cm以下。リンパ節への転移はない。 |
ステージⅡ | 癌の大きさは2cm~4cm。リンパ節への転移はない。 |
ステージⅢ | 癌の大きさが4cm以上。もしくは、首やあごなどのリンパ節に3cm以下の転移がある。 |
ステージⅣ | 癌が口の周囲の筋肉や皮膚、上顎にまで広がっている。 または、リンパ節へ3~6cmの転移がある(IVa期)癌の腫瘍が口腔内を越えて、頭やのど、頸動脈まで広がっている。 またはリンパ節へ6cmを超える転移がある(IVb期)癌が口腔から遠く離れた臓器へ遠隔転移している(IVc期) |
ステージⅠよりも、条件が良い状態のうちに舌癌が発見されました。
それでも、痛い時は痛かったし、見た目にもこんな感じでした。
赤以外にも、オレンジや白っぽいところがあり、まだらな感じです。
素人目に見ても良い状態とは思えませんよね。
さて、ステージ0でかなり良い状態で見つかった舌癌ですが、それでも舌の切除は必要か、と言うお話しに戻ります。
医者から言われたこと
まず、医者から言われたこととして、「外科的に切除する必要がある」と言う言われ方でした。
要するに、メスで切って悪いところを切り取るという話です。
私の場合、上の写真で見てもらったらわかると思いますが、比較的範囲が広いのですが、奥行きはほとんどありませんでした。
ステージ0ですし。
そのため、広く浅く切る感じです。
分かりやすいくいうと、舌の表面の皮膚を切り取る感じです。
私の感じたこと、行ったこと
もちろん、驚きましたし、嫌でした。
「何とか切る以外の方法はないのか・・・」
と、まずは、ネットで調べました。
かなり進行した舌癌の写真が出てきて、自分もこうなってしまうのかと震え上がりました。
進行してしまうと、舌の内部にも癌が進みます。
そうなると、舌を半分切り取る・・・なんてこともあるようです。
その時は、腕のひじのあたりを少し切り取って、舌に移植するのだそうです。
実際私も手術前に「何かあったら腕から(移植用の皮膚を)切るので点滴は利き腕に」と言われていました。
利き腕は出来るだけ切り取らないように、という配慮の様です(汗
冷凍療法・・・なども調べました。
当時のウィキペディアには、「今後に期待」と書いてあったのですが、現在には載っていなかったと思います。
また、私は既に手術が決まっていたので「今後」ではなく、「今」決断する必要がありました。
薬で何とかなる訳ではありません。
「抗癌剤」なんて物もありますが、あれはどちらかと言うと外科手術の後に、リンパ節まで癌が転移している人が、リンパ節の癌を殺す目的で受ける治療です。
基本的に抗癌剤は毒なので、健康な細胞も攻撃します。
受けなくていいならば受けないほうがいい治療法かもしれません。
福岡で、舌癌で有名な病院など聞いたことがありません。
逆に、福岡で「歯科大」と言えば当然歯の専門家、口の中の専門家です。
私にとって、歯科大以外の選択肢はありませんでしたし、歯科大の先生がこれだという「外科的手術」以外の選択肢はありませんでした。
このように、舌癌となってしまったら、初期でも切除することになると思います。
癌ではなく、舌が白くなる白板症などの場合は、時間の経過と共に治ることもあるので、「経過観察」の場合もあります。
私の場合は、時間の経過と共に悪くなると判断されましたので、手術を決断しました。
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