舌癌の原因はHPVなどウイルスなのか
今回は「舌癌の原因はHPVなどウイルスなのか」です。
HPV・・・また新しい言葉が出てきました。HPVは簡単に言うと「ウイルス」です。
今回は、「舌癌の原因はウイルスなのか」というお話しです。
最初に念を押しておきたいのですが私は医者ではありません。
舌癌の研究者でもありません。
できるだけ、裏付けのある情報を元に調べました。
そのあたりをご理解の上読み進められてください。
HPVとは
HPV(ヒトパピローマウィルス)とは、ウイルスです。ちなみに、最近とウイルスは別ものです。
馴染みのある例を挙げると、風邪は菌が原因です。抗生物質で治ります。
インフルエンザは、ウイルスが原因です。抗生物質は効かず、抗ウイルス剤が必要です。
HPV(ヒトパピローマウィルス)は、120種類以上が確認されているウイルスです。
これは感染すると皮膚などにイボができます。
鼻や口元のイボはこれが原因だそうです。
これは、HPVの中でも、HPV-2、HPV-4、HPV-7、HPV-26、HPV-29と呼ばれるいくつかの種類が原因です。
まあ、イボなんて珍しくなく、「福イボ」なんて言って大切にしている人もいるくらいなので、これはこれで特に問題ではありません。
また、ウイルス感染者でも必ずイボが出来るわけではありません。
HPVの中でも、HPV-16、HPV-18、HPV-31、HPV-33~35、HPV-39~41、HPV-51~60と言うのが、子宮頸癌の原因として知られています。
癌に関係しているHPVを特に「発癌性HPV」と呼びます。
アメリカではHPVが口腔癌(舌癌を含む)の原因であると言う論文が学会に出ているようです。
2009年~2010年にアメリカの民間人男女14歳~69歳5597人を調査したところ、6.9%の人が口腔内にHPVウイルスを持っていたと言います。また、高リスクの保有者は、3.7%。低リスクの保有者は3.1%。
男女比では、男性の方がウイルス保有率が高かった。
リスクが高い人達の傾向として、酒、たばこ、マリファナ(アメリカだから^^)、不特定多数の人との性交渉が挙げられた。
口腔咽頭癌と診断された100人と、良性の腫瘍ができた200人について調査したところ、口腔咽頭癌とHPVウイルス保有者との因果関係が見られた。
参考)Prevalence of Oral HPV Infection in the United States, 2009-2010
頑張って読みました(汗
ちなみに、HPVウイルスは60~70%の人が一度は感染するが、免疫力により3か月から3年以内で消滅するとのこと。
しかし、感染者の1%程度は免疫力ではウイルスを除去できず保有し続ける。
(ソース不明のため信用度不明情報)
舌癌の原因としてHPVなどの菌は考えらえるのか
上記のことを考慮して見ると、HPV(ヒトパピローマウィルス)は既に子宮頸癌の原因としては知られている。
⇒癌の原因となり得る。
アメリカの研究では、約5600人を見ると、約7%の人が口の中にHPVウイルスを持っていた。
口腔咽頭癌の人100人と口腔内の良性の腫瘍がある人200人を調査したところ、HPVウイルスを持っている人は口腔咽頭癌になりやすいと分かった。
アメリカと日本では、人種は違うでしょうが同じ人間です。この調査の「確からしさ」が一定以上ならHPVは舌癌の原因となり得るということですね。
結論
私が調べた範囲では、
HPV(ヒトパピローマウィルス)と言う感染するとイボが出来るウイルスの保有者は約7%いて、その人は舌癌になりやすい。
男女比で言えば、男性の方がウイルスに感染しやすい。
HPVに感染しない対策方法として、深酒をしない。たばこの吸いすぎに気を付ける。
マリファナを吸わない。不特定多数の人と性交渉をしない。
と言うことが挙げられる。
HPV用の抗ウイルス薬は存在するが、日本では未認可の薬とのこと。
ただし、検査は病院でできるとのことです。
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