北斗晶さん乳癌を公表 右乳房全摘出
元女子プロレスラーで現在タレントの 北斗晶さんがご自身のブログで乳癌を公表されました。
24日に手術があるそうで、右乳房全摘出されるそうです。
まだ48歳。ご家族もおられ、芸能界きってのおしどり夫婦で有名な方です。
私も舌癌のブログをやっている手前、北斗晶さんについて考えてみました。
北斗晶さんの乳癌の発見から手術まで
2015年の夏ごろ 胸の痛み ⇒ 生体病理検査
2015年7月7日 乳癌が告知される
2015年7月8日 セカンドオピニオン受診。結果は同じ。
2015年9月24日 右乳房全摘出
毎年乳癌の検査を受けられていたということで、最後に検査を受けられたのは約半年前と言うことです。
現在の癌は約2cmの大きさであることも公表されています。
また、リンパ節への転移もある、と。
たった半年でここまで癌が成長してしまったのか、それとも検査では見落とされてしまったのか。
2cmもの癌を見落とすとは考えにくいので、半年間で成長したのだと考えられます。
北斗晶さんが受けた検査
北斗晶さんが受けた検査は以下です。
やはり、舌癌と同じ検査内容です。私の場合は、血液検査はありませんでしたが。
- 血液検査
- CTスキャン
- MRI
- レントゲン
- エコー検査
生体病理検査で癌細胞が確認されているそうなので、良性のしこりであることはない訳です。
検査を重ねて間違いなく乳癌であることを確認されたことが分かります。
北斗晶さんの乳癌の進行具合(ステージ)
北斗晶さんが乳癌と告知されてから、今日まで約3か月間開いています。
乳癌だと分かってから治療法を医者と打合せしたこともあるでしょうし、そもそも自分が癌になってしまったことを受け入れることにも時間がかかったのでしょう。
- 癌の大きさが2cm程度あること
- リンパ節に転移があること
これらを公表されています。
これらから、ステージⅡ以上だと思われます。
ステージⅡでも、転移があることからⅡb以降かと。
癌の大きさは2cm程度と言うことですが、癌の位置が乳首の近くと言うことで乳首まで取ってしまわないといけないそうです。
癌本体もさることながら、リンパ節への転移があるということから、他の部位への転移があり得ます。
外科手術で癌自体を取り除き、そのあと抗癌剤治療で(実際転移しているかどうか分からないけれど)全身の癌細胞を死滅させる治療になるようです。
北斗晶さんが受ける抗癌剤治療について
私は幸い抗癌剤治療の経験がありません。
それはリンパ節への転移がまだなかったからだと思います。
北斗晶さんが今後受けられる抗癌剤治療とは、要するに「毒」を身体に流し込む治療方法と言えます。
健康な細胞も癌細胞も見境なく攻撃する治療法です。
乳癌に使われる抗癌剤は大きく分けて4種類あります。
- アルキル化剤
- 抗腫瘍性抗生物質
- 代謝拮抗(きっこう)剤
- 微小管阻害剤
それぞれ癌に働きかける効果が違いますので、それぞれ併用することが多いようです。
癌を切り取る手術は数時間で終わりますが、抗癌剤の治療は長引きます。
基本的に投薬と休薬を繰り返します。投薬後、健康な細胞も癌細胞も大きくダメージを受けます。
1週間度で癌細胞が減りますが、白血球も減ります。
健康な細胞は癌細胞よりも生命力が強いらしく、3週間程度で回復してきます。
そのタイミングで、癌細胞が活性化する前に再度投薬を再開するという厳しい治療法です。
通常4~6回これを繰り返すので、約半年間は辛い日々を送られるのかもしれません。
抗癌剤が全く苦しくないと言う人もいます。
私の義理の父がそうでした。膀胱癌でしたが、抗癌剤治療は比較的平気そうでした。
(そう見せていただけかもしれませんが・・・)
一方で体に合わないと髪の毛が抜けたり、激しい吐き気がしたりするそうです。
北斗晶さんも医者から事前に言われたそうで、45cmも切ったそうです。
女性にとって髪と言うのは大事なものです。それもあれだけ長く伸ばしたのですから。
それを切ったということで、生への意欲と言うか、力強さを感じるエピソードだと思いました。
癌になった人の共通点
癌になった方のお話しを伺うと皆さん言われます。
「まさか自分が癌になるなんて」と。
私も自分が舌癌になるなんて思ってもみませんでした。
たばこも吸いませんし、お酒もほどほどです。
癌に立ち向かう前に「受け入れる」「受け止める」ことがなかなかできません。
北斗晶さんと言えば、元プロレスラーで鬼嫁などと言われている方です。
強い印象を持っていましたが、やっぱり48歳の女性です。
癌と言うことだけでも重く受け止めきれないことなのに、胸を全摘出されるということで、重圧はなおさら大きいと思われます。
こればかりは、我々男性では本当の意味では理解してあげられない項目かもしれません。
北斗晶さんも家族のことを考えられたそうです。
子供の成長、旦那さんとずっと一緒にいたい。
当たり前のことなのですが、当たり前に思えない現実を突きつけられるのが癌と言う病気です。
全然大げさではないと思います。
私も同じことを考えたのを思い出しました。
北斗晶さんの早い復帰を心からお祈りしたいと思います。
検査は役に立つのか
半年前に検査を受けていたのに、2cmもの癌が見つかるくらいなのだから、検査自体に意味があるのか、と言う意見もあるようです。
北斗晶さんご自身がブログで語っておられます。検査は受けて下さい、と。
もしかしたら、癌がもっと大きくなってからしか気づかなかったかもしれません。
やっぱり癌の検査は受けておいた方がいいに決まっています。
女性の場合、マンモグラフィはかなり痛い検査の様です。
検査方法も改善されることが望まれます。
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