舌癌になると、転職がしにくくなります。
いくつか理由があるのですが、いくつかあるので、転職には難色を示してしまうでしょう。
その理由と内容をお知らせします。
舌癌になってしまうと、病気であることもデメリットなのですが、手術を終えても、すぐには元の生活には戻れません。
「検査」があります。
退院後すぐは、2週間に1度。
しばらくしても1か月に1度程度。
1年が経過したころからやっと2~3か月に1度に間隔が広がってきます。
私の場合、2016年8月に手術を受けていますので、あと2か月程度で1年となります。
エコー検査とMRIの検査を何度も受けています(汗
通常の会社は入社したら、有給が10日もらえるまでは半年かります。
これは法律で決まっているので、6か月後に有休を10日付与するようになっているのです。
ところが、会社によっては、法律以上の待遇のところがあります。
入社後すぐに3日の有給が付与されたり、10日付与されていたりする会社があります。
それは「いい会社」です。
普通の会社は入社後半年間は有休がないので、休みが取りにくいです。
つまり、検査にはいきにくくなってしまいます。
行くとしたら、「欠勤」です。
給料の出ない休みです。
会社によってはペナルティがあり、給料から引かれる場合もあります。
皆勤手当てがなくなる場合もあります。
入社手続きの時に、必ずあるのが「健康診断」です。
普通は身長や体重を調べるくらいです。
ちょっといい会社ならば、血液検査もあるかもしれません。
問題なのは、「問診」です。
「過去に大きな病気をしたことがありますか?」
この問いに答える必要があります。
入社した後ならば、まだいいのですが、入社前に健康診断がある会社があります。
保険会社などはそうです。
入社後だったとしても、「舌癌」と書くと、どの程度だったの、とか聞かれます。
相手が医者の場合、ごまかしは効きません。
舌癌は医者の間でも専門医しか詳しくありません。
漠然としか知らないから質が悪いのです。
変な風に会社に伝わると良くないことが起きそうな予感です。
嘘をつかないといけなくなってしまうのは、少し嫌です。
こういった理由でも転職はしにくくなります。
入院していたら、その体験から得ることもあります。
死ぬ思いをしたからこそ気付ける「危機感」もあります。
しかし、そういった経験に基づいた話をする場合は、舌癌の話をする必要が出てきます。
その部分を濁して話すと言うことは、少なからず嘘をつくと言うことになります。
「話さない」と言うのも間接的に嘘と言うことになります。
やっぱり嫌ですよね。
同じ体験をした人しか理解してもらいにくいかもしれません。