再度、いや、再々々々々々々度くらいの手術が必要になりました。
その治療法がいくつか選択肢があるとのことです。
1.外科手術
2.光力学治療
3.放射線治療
4.抗がん剤治療
5.重粒子治療
それに、光免疫治療も調べてみたいと思っています。
中でも、重粒子治療は放射線治療よりも強いもので、ピンポイントで治療ができるとのこと。
一度でも放射線を受けたら、重粒子は受けられない、と。
筆者は、放射線治療を受けていませんので、受けるチャンスがある。
費用を調べたら、ざっくり300万円くらい。
とても出すことはできない金額ですが、たまたま医療保険で先進医療の特約を付けていました。
治療のためならこの費用は保険から出るらしいです。
じゃあ、治療が有効かどうか調べてみようと思います。
ネットで調べても、重粒子治療について知らせてあるサイトがほとんどありません。
どんなものか知らせてあるサイトはあるのですが、受けた人の感想がほとんどありません。
じゃあ、自分が受けて感想をシェアしようと思い、重粒子治療をやっている所へ話を聞きに行ってきました。
JR新鳥栖駅に着きました。
新鳥栖駅のすぐ前に巨大な建物があります。
歩いて行けるくらいの距離。その時間3分程度。
九州国際重粒子線がん治療センター、別名サガハイマットです。
写真を撮ってみた。
カタログに使えそうないい写真。
とても話が分かりやすい先生がいらっしゃいました。
重粒子線ちりょうはがんが魔法のように治る治療法と思っていたのですが、思い違いだったみたいです。
「がんがなくなるか」と聞いたら「100%に近く無くなる」と答えられるくらいみたいです。
ただ、がんの部位に100%の重粒子が当たるとしたら、その周囲にも30%程度当たるみたいな、そんな感じ。
そして、一度重粒子に当たると数年にわたってその部位が焼け続けていく感じ。
つまり、筆者のように初期のがんに使うと周囲の健康的なところの被害が大きい。
耳下(耳の下)の治療をした人は、耳が焼け落ちたのだとか……
口の中を治療した人は、鼻と口の管がつながっていて、うどんを食べると鼻に入るのだとか……
一番最初に受けたいと思っていた治療法でしたが、死ぬか生きるかの時に受ける様な治療法みたいです。
誤解を恐れず筆者の感想を言うとしたら、放射能です。
狙ったポイントは細胞ごと焼き切る感じでがんはなくなるのでしょうが、その周囲が数年にわたって焼け続け、ただれ続けます。
追加の治療はその焼けが終わってから。
諦めました。
重粒子治療は、最初の治療法じゃなかった。
もっと悪くなって、生きるか死ぬかというときに受けたいと思います。