舌癌と言うと一般的に症状が分かりにくいです。
特に初期の場合は分かりにくいです。
私の場合は、2度再発しています。
言うならば舌癌のベテランです。(患者として)
経験者がどんな状態かお知らせします。
舌癌の具体的な症状はよく聞かれます。
私の場合、初期なのですべての舌癌の状態を知っているわけではありません。
初期の状態で、私の場合は舌の側面に小さな傷ができているようです。
普段は痛いとか、腫れているとかありません。
しかし、醤油やワサビ、ドレッシングなどが沁みます。
口内炎のような痛みを思い浮かべて頂ければ想像しやすいかもしれません。
あれが舌で起きます。
醤油やワサビなどの刺激物が触れている時だけ痛いのです。
飲み込んだら、刺激物も傷に触れないので痛くありません。
でも、この傷がいつまでたっても治らないのです。
口内炎の場合は、傷ができたり、何もしなくても痛かったりするでしょう。
でも、それは1週間から10日くらいじゃないでしょうか。
それ以上痛い場合はほとんどないと思います。
「治る」んです。
ところが、舌癌は治らないのです。
3週間くらい痛いのが続くようならば病院で診てもらってください。
私の下の傷は、細胞がおかしくなっているようです。
「上皮異形成」といいます。
細胞の核の大きさが大きくなったり、小さくなったり、細胞の並びもバラバラになってしまうのです。
通常ならば正しい細胞の動きとして傷はくっつくのですが、細胞がおかしいので傷がふさがりません。
完全に舌癌の症状だと思います。
私が舌癌だと気づいたきっけけは、「回転すし」です。
回転すしの醤油が沁みるなぁと思っていたのがきっかけです。
次に回転すしに行った時も同じように沁みる。
なんとなく「これはいかん」と思って歯医者に行ったことがきっかけです。
実は私は舌を噛んでいると思っていました。
だから傷になっているのだと。
ところが、実際は噛んでいなかったのです。
その歯医者さんで紹介状を書いてくれたので、大学病院に行くことになりました。
ちょっと怖かったのですが、舌が(醤油が付いた時など)痛いと思っていたので、病院に行くことにしました。
私はこれまでに2度、舌癌で手術を受けています。
1度目の手術を受ける前には「白板症」と言われていました。
ところが、手術後の病理検査では癌細胞が見つかっています。
つまり、舌癌だったと言えます。
私はがん保険に入っていませんでした。
失敗しました。
もしがん保険に入っていたら、100万円とか、300万円とかもらえているはずです。
いま、3度目の検査を受けて、舌の細胞から癌細胞がすでに見つかっています。
検査のために少し舌を切ったので、癌細胞はすべて切り落としたと思っていましたが、最近少し厚ぼったい気がします。
傷になっているので、単に細菌が入っているのか?
舌癌が影響しているのか?
とにかく、厚ぼったい感じです。
少し腫れている感じと言うとわかりやすいかもしれません。
こうしたちょっとしたことでも、日常に不具合が出てきた以上、ちゃんとしておかないと相手は癌なので心配です。
来週また触診検査と術前検査を受けに行きます。
結果が出たらまたお知らせしますね。
手術、入院も決まっているので今後このブログで更新していきます。
本人としては気が重いばかりです。
既に2度入院しているので、どんな感じか分かっているから余計かもしれません・・・