よく頂く質問の中で比較的多い物は
「舌が痛いけれど舌癌の可能性はないか」と言うものです。
舌が痛いのですが、舌癌の可能性はないでしょうか。
左側の脇の奥の方なのですが、口内炎とは違うと感じています。
口内炎ならば貧血や栄養不足でも起きると書いてあったのですが
思い当たることはありません。
舌が痛い場合は以下が考えられます。
簡単に言うとカビです。多くは舌の中央の平たい所に付きます。
歯ブラシなどで軽くこすると簡単に取れますが、
歯ブラシでの刺激はあまり良くないので軟らかい布などで取りましょう。
これ自体は悪いものではないので
そのままでも問題ありません。
取れない場合は下の「白板症」の可能性があります。
病院で診てもらうことをお勧めします。
鉄欠乏性貧血などで下の粘膜が弱くなり痛みを感じることがある。
栄養不足は血液検査ですぐに分かるので病院で診てもらいましょう。
主に舌の先や舌の側面(舌縁)に痛みが起きます。
舌痛症が起きる原因はよく分かっていません。
心因性と言う人もいます。
精神科やメンタルクリニックで抗うつ薬などを処方されることも。
菌の代表がカンジダ菌に対して、ウイルスが原因なのは
このウイルス性口内炎です。
舌に水疱ができ痛くなります。水疱が破裂すると赤く腫れます。
破れた水疱は落ち着くまでヒリヒリとした痛みが続きます。
主に舌の側面(舌縁)で発生。舌が白くなる。
一定までの症状の場合、自然と改善されることもあるが
改善されない場合外科手術で除去する必要があることがある。
白板症は発展するものだと15%~20%程度の確率で
舌癌になるというデータもある。
前癌病変と呼ばれる。
舌の側面に起きることが多い。初期だと細胞同士の結合が弱くなり
傷のような痛みが生じることがある。(細胞変異)
出血することもある。
2週間程度経過して痛みが治まらない場合は
病院で検査してもらうことをお勧めします。
その場合は、口腔外科が担当です。
参考になれば幸いです。
予防的な意味では「水素」がお勧めです。
千葉真一さんが講演するセミナーに参加して話を伺ってきました。