舌癌で長期入院するとこのような生活を送ります

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舌癌で入院した場合は、初期では外科手術が必要です。
ステージⅢ以上では転移があるため、放射線治療や抗癌剤治療などがあります。
いずれの場合も数時つでの入院では足りません。
口の中などの手術が必要な場合は食へ物も満足に食べられなくなるので専用の食事も準備してもらう必要があり、入院は長期化します。

 

それくらい入院するのかと、どのような生活をしているのかをシェアしたいと思います。
調べてみても意外とこういった情報はないみたいなので・・・

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入院スケジュール

入院生活のスケジュールは以下の様になっています。

 

06:00 起床(部屋の電気が点き、放送があるので目が覚める)
07:00 朝食
08:00 検温
09:00 週2~3回くらいは回診がある。
12:00 昼食
18:00 夕食
21:00 消灯
※病院によってスケジュールは異なりますが、だいたいこんな感じです。

 

シーツの交換・・・ 週に1回。汚れることがあれば任意で替えてくれます。
清掃・・・ 1日1回程度。部屋の床を小さなホウキではいてくれます。
風呂・・・ 男性:月水金、女性:火木土 日曜:予約制

 

 

実際は

一見色々あるようですが、食事以外はほとんど予定がありません。
朝6時に起きてゴロゴロしていたら食事の時間になります。
舌癌で手術をした場合、他人と食事内容が全く違うので私が入院した病院では部屋まで食事を持ってきてくれました。
多くの方は「普通食」を食べる訳ですが、舌癌患者は「流動食」です。
他人の食事を見ながら・・・は結構つらいです。

朝食

舌癌での入院の朝食

 

検温は1~2分で終わります。
一日の中の少ないイベントのひとつなのですが、頑張る要素は一切ありません。

 

週に1度くらいは「教授回診」があり、順番に患者が処置室に呼ばれます。
教授が各患者を診る訳ですが、担当医などは横から状況を説明しています。
私が入院したのは大学病院だったので、たまに学生が一緒にいることもあり、処置室がいっぱいのことも・・・

 

医者とは違う学生は私のような患者を見てどう思うのだろう・・・と色々考えてしまいます。
働き盛りの男が平日の午前中にパジャマで病院にいるのです。
特になにか会話をする訳ではなく、口を開けているのを数人の先生がのぞきこみます。
先生たちは次々に私の口の中に指を入れてそれぞれ癌の再発などがないか触診します。

 

それを見ている学生・・・
何と言えない空気が部屋の中に立ちこめます。
12時になると昼食です。

昼食

舌癌で入院した生活での昼食
私の場合はまた部屋で食べます。
舌は思うように動かないので、流動食ながら食べるのに30分くらいかかります。
元気な時は、会社でガーッと食べて時計を見たら5分・・・なんてこともざらでしたが、病院ではそう言った勢いはありません。
少しづつを流し込む・・・と言う感じです。
さて、昼食が終わったら夕食まで約5時間することがありません
お見舞いに来てくれる人がいれば、この時間に対応することになります。
家族が着替えなどを持ってきてくれる場合もこの時間で対応ですね。
入院患者にとっての一大イベントの一つ夕食です。

舌癌で入院中の食事

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舌癌での食事夕食
今日したことを考えると朝起きてご飯を食べて、昼になったらご飯を食べて、夕食・・・
入院しているのでなければダメ人間の生活です。
しかも、据え膳上げ膳ですし。

 

食事が終わったら後は消灯まですることがありません
消灯は厳しい病院もあれば、カーテンを閉めてイヤホンを使えば11時くらいまでは良いですよ、と言うように緩やかな病院もあります。

 

私はいつも夜遅くまで起きていたので、9時消灯はダメでした。
それでも9時に病室の電気が消えているとだんだん寝る時間は早くなるものです。
最初は毎日夜中の2時に寝ていましたが、1時になり、12時になり、11時になって・・・と言う感じです。

 

私の場合入院は20日程度でしたが、退院するころには毎日11時に寝る生活になっていました。
家に帰ると家族と時間が合わないという・・・(汗

 

 

入院生活を良くするために

入院生活を良くするためには、「時間」をどうコントロールするか、と言うことでしょう。
具体的には、退屈とどう向き合うか

入院生活とは暇な時間との勝負

マンガ

世代的に私の場合は、マンガを読みますが、マンガの場合すぐに読み終わります。
1冊1時間とか。
1日数時間の暇つぶしには1日5~6冊のマンガが必要になり、次々買っていたら結構な額になります。
私の入院した病院には歩いて2~3分のところに古本屋がありました。
入院後記の方ではこっそり病院を抜け出して、古本屋に行っていました。
古い作品ならば、1冊100円とか200円とかの安さで買えました。

 

スマホゲーム

ネット環境さえばればスマホゲームなどもいいです。
そういった意味では、ネット環境が必須なのでレンタルのポケットWi-Fiはあると便利です。
レンタルは意外に高いと思われる方は、これを機に2年くらい契約するとかなり安い金額で使うことが出来ます。

 



こういったレンタルできるところで必要な期間だけ借りるのもいいでしょう。

 

テレビ

病室にもテレビはありますが、多くの場合これはテレビカードが必要で、有料です。
1日1,000円くらいかかります

 

談話室などに大きなテレビが1台ありこれは共有ですがタダで見れます。
ただし複数人で見るのでチャンネル権は誰にあるのか不明確です。
最初に見ている人が合わせたチャンネルから変わらないことが多く、見たいものが見れるとは限りません。

 

ポータブルテレビを買っておくと好きな番組を無料で見れますが、ポケットテレビを買う必要はあります。
あと、電気代を払う必要がある場合がありますが、1日50円などなので払って使えるようにしましょう。

 

 

パソコン

これも電気を使いますが、暇つぶしには最高です。
youtubeをみたり、ネットサーフィンをしたり、仕事をしたり・・・
これもネット環境が必須です。
ポケットwifiは要りますよね。


入院を機にポケットwifiを契約するのもアリ。キャッシュバックなどあり、実質数百円の場合も。

このように、入院生活は退屈との勝負です。
暇が果てしなくあるので、少しの不安でも変な疑念に発展したりして、医者へ変な疑いを持つような場合もあります。
自分でうまく暇をつぶして心も健康的でいるようにしましょう。

意外と忘れてしまうのが、入院してしまった後で、あれが「必要だった」と思っても手遅れと言うことです。
入院することが決まったら前もって準備しておきましょう

 

 

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