ブログ形式で舌癌を紹介する理由
私が最後に舌癌手術を受けたのが2013年7月18日。
この記事を書いている日までで2年7か月経過しています。
癌の場合、一番怖いのは「再発」です。
5年後の生存率を参考にしているのか、5年間再発しないと一安心と言われています。
実際に私が経験した舌癌をなぜ「ブログ」形式でお知らせしているのか今回はお知らせしたいと思います。
私が、「舌癌サイト」ではなく「舌癌ブログ」で情報を提供しようと思ったかと言えば、一番は患者側から舌癌と付き合っていこうと思ったからです。
私は医者ではない
私は医者ではありません。
自分が舌癌になるまでは、舌癌どころか癌にも興味すらありませんでした。
現金なもので自分が舌癌になることで急に調べ始めました。
舌癌も立派な「癌」です。
自分が癌になってしまうというのは、なった人しか分からないすごいショックを受けます。
統計で言えば、日本人は一生の間に2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で死にます。
これは国が持っているデータなので、間違いありません。
これだけ身近な癌なのですが、自分が癌にならないと他山の火事でどうしても他人事です。
私も人のことは言えません。
しかし、自分が舌癌になることで急に危機感を感じ始めました。
これは医者が舌癌とはこんなものでござい、と専門用語で説明されても素人は分かりません。
分からないことが「不安」を招きます。
私がそうだったので間違いありません。
舌癌になった人はどのような検査が必要で、どのような処置があるのか。
その人にはどのような選択肢があるのか。
将来的にはどのような治療が期待できるのか、など。
素人は医者になかなか聞けません。
どこか恐れてしまうのです。
忙しい先生を邪魔しては行けないとも考えてしまうのです。
舌癌患者が知りたいのは、既に舌癌になった人の「生の声」です。
それは「ブログ」ではないかと思っています。
調べても情報が少ないのが舌癌
舌癌は、全癌患者のうちたった5%未満しかなりません。
癌は2人に1人がなると言いますので、日本人が1億2000万人いるとしたら、死ぬまでには6,000万人が癌になるのです。
4人家族がいたとしたら、お父さんと子供くらいは癌になるという高確率です。
本当に恐ろしい病気だと言えます。
舌癌は癌患者のうち5%未満です。
厚生労働省のデータを見ても癌になる人のデータを見ても、舌癌は上位10を見ても出てきません。
癌になった部位多い順
厚生労働省「平成20年 患者調査」
先ほどの6000万人の5%ならば、300万人です。
5%と言えども300万人もいるのです。
しかし、調べても情報は驚くほど少ないです。
死亡した原因の癌
つまり、舌癌ではほとんど死なないのです。
こう言った「情報」は調べ上げないと分かりません。
自分が舌癌になった時、誰でもショックを受けるでしょう。
この時に色々調べたりできないと思うのです。
私自身、手術前後や入院した時はそんな余裕はありませんでした。
パソコンはある。ネット環境もある。
でも調べる元気がないのです。
パッと調べて出てくるのならばまだしも、調べ上げることは出来ません。
心が追いつかないのです。
そこで、幸い元気でいられる私が代わりに情報を調べ上げようと思ったのです。
舌癌患者はひとりではない
舌癌患者は先にもお知らせした様に1人や2人じゃありません。
しかし、福岡では口腔外科が有名で福岡の舌癌の人ならば多くの人がここで手術を受けるであろう病院、福岡歯科大で入院していた時でも舌癌患者は私だけでした。
もしかしたら、もう一人か二人いいたかもしれませんが、同じフロワーにいても全く交流しませんでした。
舌が動かないと自分のつばすら飲みこめない不具合があることや、しばらくしゃべることが出来ないのでかなり孤独なこと。
経験者でないと理解してもらえません。
想像すらできないはずです。
入院する大変さ、抱える不安、自分の身体のこと、お金のこと、家族のこと、考えるべきことはたくさんあり、分からないから不安もあり、一度にたくさんの不安が訪れることから重圧で鬱になる人も少なくありません。
私はこちらにフェイスブックページを準備しました。
癌経験者の体験談シェアコミュニティ
https://www.facebook.com/zetsugan2015/
少しづつですがコメントを頂いています。
私も投稿し続けています。
ここで少しでも交流できれば、と思っています。
医療については医者に任せるしかありません。
患者にできることは情報交換をして、助け合う、励まし合うことくらいです。
今後も舌癌の情報をブログとして提供できれば、と思っています。
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