自分が癌だとわかったらすべきこと

予防, 検査, 白板症, 舌癌

「自分が癌だとわかったとき何をすべきか」と多くの癌経験者は考えるようです。

私も同じだからです。

具体的に何をすべきか、お知らせしたいと思います。

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癌物のテレビ番組や本などをよく見るようになりました。

そこで見かけるのが末期患者が考えることです。

 

少し思い込みが激しい私は自分が「癌になるかもしれない」と言う状態でここまで考えました。

「癌になるかもしれない」状態とは、白板症です。

舌癌患部

ネットで調べても、病院の先生に聞いても、白板症になったら必ず舌癌になるというわけではないと言われます。

実際そうなのでしょう。

ところが、私の場合は舌の側面が醤油やドレッシングなどを口に入れたとき下にしみるという症状がありました。

のちに上皮細胞の異形成がみつかるのですが、このためでした。

簡単に言うと、舌の表面の細胞がおかしくなっているので、小さな傷が治らない状態でした。

 

私は感覚的に良くないことを感じていたので、白板症だと言われた時点で手術を決断しました。

その「決断」は簡単なものではなく、色々考えての決断です。

 

自分のこと

舌癌になってしまったら、「自分は今後も生きられるのか」と考えました。

癌になるとどの程度の割合で死に、どの程度の割合で生きられるのか、知りたくなります。

 

こういった数字を出すものは病院のホームページでは出ていることが少ないです。

その数字と自分が合致しない場合クレームが来るからかもしれません。

学会系の様なデータを持っているものは、客観的なデータとして数値があります。

 

この辺を見て大体の感覚を知ることになるのです。

当ブログでもこういったデータを見つけ出してきてできるだけまとめています。

「自分のこと」と言うと、単純に「もっと生きられるのか」と言うことに集約すると思います。

 

それはもちろん、できるだけ長いほうが良いわけですが、「いつまでならいいのか」と考える人は少ないです。

自分があと何年生きたら満足か、と考える人は少ないと思います。

癌患者にとって親子とは

 

子供のこと

私には子供が2人います。

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自分の生死に心配があるときに子供の心配をしない親はいないでしょう。

親が子供にできることって何でしょう?

 

学校の学費を稼いであげることでしょうか?

日々の生活を一緒に過ごすことでしょうか?

それはいつまでか。

子供の成人式までか。それとも結婚式までか・・・

成長を見守ることでしょうか?

 

全部そうかもしれません。

実際、私は舌癌であるとわかってから子供のために貯金を始めました。

医療保険は入っていたのでその恩恵は受けました。

自分が入っていなかった癌保険を他人に勧めるようになりました。

 

⇒ 舌癌になった時に救われたと思った話

 

でも、間違いじゃないけどお金じゃないんです。

子供には自分が愛しているという気持ちを伝えることが究極だと思います。

それを見せる手段は人によって色々です。

 

日記を残すことかもしれません。

ビデオレターを残すことかもしれません。

お金もその一つだと思います。

 

今すぐじゃないかもしれないけれど、子供が親から愛されていたと感じる瞬間を作ってあげること。

それが親にできることではないでしょうか。

 

それは誰だっていつまでも子供と一緒に過ごしたいです。

毎日顔を見て、笑ったり、喧嘩したり、言い合ったり・・・

それが日常であり、当たり前なのでしょう。

100点な家族などないでしょう。

 

その当たり前が癌患者にはできないことがあります。

いくら望んでも手に入らない幸せなんです。

特にステージ4になってしまうとほぼ癌になる前と同じ状態になることは出来ないと考えていいようです。

それまで当たり前と思っていたことが当たり前じゃなくなるんです。

いままでありふれていたものが100点の幸せになるのです。

 

私の場合は発見がすごく早く超早期だと言えます。

ステージゼロだと言うことです。

1度目の手術で切除した細胞から癌細胞が出ました。

つまり舌癌だということでした。

 

今回の予防的手術は、最初のその手術から約5年経過しています。

今回の検査の結果でも癌細胞が切った舌からでないことを祈るばかりです。

 

自分が癌であることを願う人はいないと思います。

逆に自分が「癌ではないと言ってくれ」と思っても、結果には一切影響しないのです。

どれだけ願っても癌になる人はなり、ならない人はならない。

治る人は治り、治らない人は治らない。

 

でも、癌、舌癌になってしまったら全力で抗っていきたいじゃないですか。

「自分をあきらめない」ことも自分の生きざまなのだと思います。

 

 

 

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