舌癌入院中殺意を抱いたこと

舌癌で入院すると多くの場合外科手術ですので長期になります。
もちろん、放射線治療の場合もあります。
また、ステージⅢ以上の場合は転移しているので抗癌剤治療の場合もあります。

 

一番短い入院が外科手術かもしれません。
それでも3週間~1か月入院します。

 

このとき「殺意を抱いたこと」があります。
普段誰かに怒ったりあんまりしませんが、この時は「怒髪天」でした。

入院中色々あるのですが、今回はこれをシェアします。

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看護師に「大げさにしなくていいんですよ」と言われる

1度目の入院の時、舌を縫った訳ですが、皮膚をある程度の範囲切り取って人工皮膚を植皮しました。
この皮膚がはげない様に風船のような物にガーゼを詰めたものを口の中に入れて舌と歯に縫い付けます。

 

舌の側面の手術なので、当然舌を出した状態で縫ったのでしょう。
私は全身麻酔で寝ているので知りませんが・・・

 

そのため、舌はかなり糸で縫い固められている状態です。
動かしにくくなっているのは間違いない。
そして、縫う時は舌を引っ張り出した状態で縫っている、と。

 

舌は力を抜いた状態では舌はずいぶん前に突きだしたような状態になります。
前歯の裏側を舌で押し続けているような格好です。

 

変な状態で固まっているのでしゃべるととにかく痛い
ヘタにしゃべると舌の先を噛んだりしていました。

 

だから、私は一人でいる時はしゃべらないで黙ってました。
家族がお見舞いに来た時は、筆談してました。

 

看護師さんも1日数回ベッドに来ます。
日に3度食事の時、朝晩の検温の時、最初のうちは点滴していたので点滴の時。


看護師さんは「大丈夫ですか?痛くないですか?」など声をかけてくれます。
「YES」と「NO」は頭を振れは伝わります。

 

「そろそろ痛み止めが欲しい」とか「明日の検診の時間は何時ですか?」など
YESとNOでは聞けない内容が確実に存在します。
その時舌は痛いので筆談してました。

 

 

そしたら、ひとり!
「そんなに大げさにしなくていいんですよ、しゃべっていいんだから」
と!

 

痛いっちゅーねん!
でも、これくらいならば黙って過ごしました。

 

その看護師さんの時はとにかく黙ってた
用事があっても他の看護師さんの交代の時間になるまで待ってから筆談でお願いしました。

 

 

同室の人が部屋でイチャイチャしていた

1度目の入院の時は、6人部屋に入院していました。
病院は総合病院なので、骨折などの外科で入院した人や内科の都合で入院した人が同室でした。

 

この時は、周囲の人は結構元気なんです。
足を骨折した人などは、脚は動けないのですが上半身は元気です。

 

こういった人が多いと、しゃべれない自分は孤立します。
ずっと別途のカーテンを閉めて過ごしていました。

 

6人部屋で1人だけずっとカーテンを閉めていたのでそれもなんだかなぁと思ていました。
そこで、2度目の入院の時は個室にしたかった。

 

ところが、個室にすると1日1万円です。
結構しますよね。
20日入院すると1万円×20日で差額ベッド代だけで20万円です(汗

 

そこで、2人部屋にしました。
ベッド代は1日3,240円くらい。
いきなり値段が下がります。

これにしよう、と2人部屋を選びました。

 

周囲に迷惑をかけないし、引きこもって病室で仕事ができると思っていました。
入院当初は2人部屋だけど1人でした。
ラッキー♪

 

私の入院から10日か2週間くらいして同じ部屋に男性が一人入院する様になったようです。
それは2人部屋だから普通です。

 

それまでが1人で使えていたので良かっただけです。
そしたら、この人がまた外科的な入院みたいで腰以外元気なのです。

 

寝たり起きたりするときは痛いみたいですが、それ以外は元気なのです。
なまじ腰が痛いからずっと病室にいる。

 

そして、奥さんだか恋人だかが毎日お見舞いに来てました。
さらに病室で何やらイチャイチャイチャイチャ・・・

病室でいちゃつくカップル?夫婦?

 

こっちは痛くて痛くてベッドで寝ているのに・・・。
まあ、面白くはないけれど、むかむかはするけれど怒る程ではありませんでした。
いよいよ「怒髪天」エピソードです。

 

 

同室の人が部屋でおやつを食べていた

舌癌の手術で入院すると、とにかく舌が痛い!
そりゃあ、皮膚を剥いで、お腹の皮を移植して貼りつけています。

痛いに決まってます。
しばらく痛み止めを飲み続け。

 

6時間お気に飲んでください、と言われている痛み止めだけど4時間くらいしたらもう痛い!
4時間じゃあ、まだ間隔が短いと言われ5時間ちょい過ぎたあたりで痛み止めをもらいに行ったりしていたのです。

 

とにかく痛いし、舌も口も動かないので食事も特別です。

 

こんな。
ほぼ全て液状。

昼食

 

こんなのいくら飲んでもお腹いっぱいになりません。

 

そんな中、毎日奥さんだか、彼女だかがお見舞いに来る同室の人。
毎日何かお見舞いを持ってきてもらっているようでした。

 

そして、私が談話室から病室に戻ると同室の人とその奥さんが2人で柿の種をボリボリボリボリ!


その臭いがまた!
人は食べないと嗅覚が異常に発達します。
そこに来て柿の種!

 

カッチーン!

 

ですよ。

 

その人は普通に入院しているだけなのでいいでしょう。
病室で何か食べたってルール違反ではありません。

 

ただ、食べられない人と同室の人がこんなデリカシーがない人だと「『液体しか摂取しない生活』は絶対に無理!」と思いました。
すぐナースステーションに行って、「あの人と同じ部屋は無理です!こっちは食べられないのに常に何か食べてる人と一緒は無理です!」とクレームをつけに行きました。

 

 

あとで考えたら大人げないです。
でも、食べられない、入院生活はそれくらい切羽詰まってます
追いこまれてます

 

 

自分だけで何とかコントロールしているのに、他人が無神経に崩していくような環境では到底無理です。
改善されないならば、その日に退院しようとまで思ったほどです。

 

ところが、病院もその人はダメだと思ってくれたのでしょう。
私が1時間ほどプリプリ怒って病院の敷地内を散歩している間(これしかすることが無い)に他の病室に移動させてくれたみたいでした。

 

部屋に戻ると、いつもの2人部屋で私ともう一方のベッドは空に
柿の種の臭いで充満した部屋は換気されまた元の病院独特の臭いに戻ってました。

 

普通に今考えたら、もう少しやりようがあったでしょう。
しかし、あの時は怒りのやり場がないくらい頭に来ました。
まさに「怒髪天」。
救いのないしょうもない話でした・・・

 

 




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