舌癌の手術の時に恥ずかしかった話

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これまで私は2度舌癌の手術を受けました。
1度目は舌の左側の皮膚を切除する手術。この時は人工皮膚を移植したのですが、2度目の時は更に広く皮膚を取ったので、皮が足りませんでした。
そのため、お腹の皮を持ってきて舌に移植する「植皮」をしました。

 

2度もやったら、手術も入院も慣れっこかと言うと、全然そんなことはありません。
何度受けても嫌なものはいななのです。

「嫌」の理由は「痛い」とかも当然あるのですが、今回は「恥ずかしい」についてお知らせします。

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ある程度大人になると、「痛い」などは我慢できます。
その理由として、ジタバタしていると「恥ずかしい」からです。
実は、この「恥ずかしい」は色々なことの根幹になります。

 

その「恥ずかしい」は手術前後で3つもあります。
そして、それは次回以降も避けられないのです。

手術を受けたくない理由として挙げられます。

 

 

手術前日

「剃毛」って分かりますか?
「ていもう」と読みます。

 

簡単に言うと「毛を剃ること」です。
舌癌の手術で毛を剃ることは関係なさそうですよね。

 

「ひげとか?」みたな。
違うんです。
私の場合、2度目の手術でした。
舌の皮を切り取る手術だったのですが、結構範囲が広くなる予定でした。
そこで、お腹の皮を切って植皮する話になっていました。

 

植皮をするとなると、その周囲の毛を事前に沿っておく必要があるのです。

看護師さん(女性)が来てお腹の辺りの毛を剃っていきます。
あと、もはや理由は分からないけど、おへその中の垢も取ります。
いわゆる「へそのごま」です。
看護師さん「コーイチさんの場合、おへそ綺麗ですね」

コーイチ「あ、はあ、ありがとうございます。」

(へそを褒められたのは人生初 汗)

看護師さん「じゃあ、剃毛だけで」

コーイチ「これは、自分でやったらダメですか?」

看護師さん「あ、ダメなんです。決まりなので。」



看護師さん「じっと見ていられたらテレます。^^」

コーイチ「あ、すいません。^^」

(なんだこの会話・・・汗)

恥ずかしすぎる時間と空間

 

ズボンは少し下げる必要があります。

ちょっとパンツ出ちゃってます。
おへその周辺の産毛を剃るので、パジャマをまくり上げて、お腹を出します。
2つの意味でお腹が出ています。

 

毛を剃られる間、何とも言えない変な空気に包まれます・・・

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手術当日の恥ずかしい1

手術当日、前日の夜から何も食べたらダメになっているのでお腹は空いています。
朝ごはんもダメです。コーヒーもダメ。

 

喉が渇いたら水。
手術の前にはキャスターのついたベッドに乗せされて手術室に行くのですが、その前に手術着に着替えます。
こんな感じのひらひらのやつです。

頼りない感じの手術着

 
下着は紙パンツのみ

ま、頼りないこと。

こんな感じ。

さらに頼りない紙パンツ

 
手術室に入ったら、すぐに麻酔を打たれるのだけれど、目が覚める時にはその紙パンツもなくなっている。
寝ている間にマッパに・・・

 

考えたらとても恥ずかしい感じです。
考えないようにしましょう。

 

 

手術当日の恥ずかしい2

手術中は呼吸もままならないほど深い眠りに落ちています。
そのため、鼻から管を入れて酸素を送りこんでいます。

 

そんな感じなので、おしっこも垂れ流し・・・と言う訳にはいかないので管が入れられます。
そう、あそこに。

 

「そんな穴あった?」と言うくらい太い管が入ってます。
誰がいれたのかはもう、聞きたくない感じです。

 

そして、手術後1時間くらいしたら抜いてくれるのですが、これが驚くほど長いのが入ってる!
麻酔なしで入れたらきっと死んでしまっています(汗
私の場合、この「尿道カテーテル」がすごく苦手。
膀胱はぱんっぱんなのに、一切出ないんです!(きれいな話ですいません^^)
合っていないんでしょうね~。

 

手術後1時間くらい強制的に休む様に言われるのですが、この間とにかくトイレに行きたい!

 

パッツパッツンなのに1時間待つというのは地獄
恥ずかしい上におしっこが出ないという辛い状況
このように、私に取って3つも恥ずかしいことがあるので、もう手術は受けたくないのが正直な感想です・・・
やっぱり健康って素晴らしいです。

 

 

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