舌癌の戦友が1人亡くなりました

入院, 手術, 舌癌

私が舌癌のブログを始めてまだ数か月です。
私は自分が舌癌であると告知されました。
それまで舌も癌になることすら知らなかったくらいです。

舌癌だと分かったのは2010年です。
そこから2回手術を受けています。

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私の過去の記録はこちら
⇒ 私の舌癌の歴史

舌癌の手術を受けた福岡歯科大

私がブログを始めようと思ったのは、
やっぱり同様に怖くなってしまう人がいると思ったからです。

自分だけじゃないと思てくれたら
少しだけ心強いかもしれません。

同じような考えの人はいるもので、
舌癌のブログは他にもたくさんあります。
私も他の方のブログを見て元気づけられたりしていました。

そんな中、2012年に舌癌になった方のブログがあります。
ブログは2014年からスタートされていました。
当初はステージⅠだったみたいです。

 

年齢は私と同じ40代。少し向こうの方が年上かも知れません。
直接のやり取りはないので詳細は分かりません。

私のこの方も子供がいます。
40代で癌になる人自体少ないのに、
これまた確率が低い舌癌になるというのも共通しています。
勝手に共感してよくブログを拝見していました。

一つ違うのは、向こうは癌が進行しているみたいでした。
2014年6月の更新では既に抗癌剤の話が出てきます。
ステージⅢ以上で転移がある可能性があることを示しています。

ちなみに私はステージゼロ。
早期過ぎてステージⅠよりも前です。

舌癌の手術

抗癌剤と言えば毒でもあります。
この副作用を恐れている様子が伝わってきます。

そして、水素水やSOD(?)などを試していたようです。
スムージーなども積極的に摂っていたようで
「高酸化力」により免疫力を上げることを考えていたようです。

抗癌剤治療を選ばず「無治療経過観察」を選ばれたようでした。

水素水はすぐに水素が抜けてしまうから
どれだけ効果があったのか・・・
いまなら水素タブレットがあるので
24時間体内から水素が溢れるようになって
効果ももう少しあったかもしれません。

 

⇒ 舌癌に効果あり!?水素が届いたガチレビュー

 

スムージーなどはビタミンCでしょう。
これも高酸化力
水素の方が何百倍も抗酸化力があるので
これは「気休め」だったのかもしれません。
この方の2015年に入ったくらいから
少しづつ悪くなっているようでした。

PETでの検査、放射線治療もこの頃は受けているようです。
ただ、ご本人曰く「受け過ぎた」とも書いてありました。

手術のために2015年4月か5月に入院されていたのですが、
段々悪くなってきていました。

MRI

嚥下機能の低下
要するに自分で飲みこめなくなってきていたのです。

理由までは分かりません。
癌が喉の奥などに転移している場合は
飲みこむことが困難になってくることがあります。
食道は無意識に胃に物を流すように動いています。
この動き自体ができなくなってきていたのかもしれません。

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舌癌で入院
胃ろう造設
胃ろう、「いろう」なんて日常生活の中では
まず出てこない単語です。
胸から細い管を通して胃に直接食事を送りこむのです。
固形物は当然NGで液状のものを流します。
胃ろう造設をしても、口から食べられる時は
食べていいそうで、細い管から外に食べ物が
出ることはないのだそうです。

数日

そうしているうちにあごの骨を切り離す手術
骨にまで癌が転移しているようです。
手術後の自分の顔が見られない、と書いてありました。
どのような状態だったのか想像するだけで恐ろしいです。

それが自分の身に起きているこの方の心境
想像を超えています。

そんな時に心配しているのは奥さんと子供のことでした。
働けなくて稼ぎを家に入れられない自分を悔やんでいました。
それどころか治療費がそこをついてきたことも
書かれていました。

家族は大事
40代の男性で体がどんどん弱っていく状態、
顔も以前とは比べ物にならないほど変わってきて、
手術後も障害が残るかもしれないと言われた状態を
受け入れられないとも書いてありました。

それでも入院中からかなりの頻度で
ブログは更新されていました。
癌に負けない気持ちもあったのでしょうか。

入院中にもう癌は完全には治らない程
転移してしまっていることなどが
日々の更新から分かります。

もう、弱って死んでいくだけ・・・
そう思ったとき人は頑張れるのか?

子供や奥さんの将来により沿えない自分を
受け入れられるのか、
私は自分のことに置き変えて読んでいました。

時計
2015年11月には退院したのか更新が止まっていました
12月は更新がありませんでした

2016年1月19日更新がありました。
その内容は、

「2015年12月15日に永眠しました。」

とのこと。
ご家族、奥さんなのかもしれません。

勝手にブログを読んで
勝手に感情移入していただけなのですが、
「永眠しました」は私にとって重かったです。

家族に対する思いやこれから何もできない自分の
無念さなどを想像したら涙が出ました。

ご冥福を祈り、ご家族の今後の幸せをお祈りしたいと思います
私は生きています。
無くなった方の経験を踏まえ、
元気に生きていかないといけません

治療などはめんどくさかったり、痛かったりします。
でも、受けないと「やっぱりあの時受けておけば・・・」
1度しかない人生で取り返しは付かないのです

日頃から水素など飲み、健康に心がけることは重要です。
それだけではなく、必要があればちゃんと病院などの
治療も受けるべきだと思います。
日頃から信頼のおける先生が必要です。

なんでもない検査でもちゃんと行って
先生や看護師さんとの信頼関係も
作っておく必要があると感じました。

 

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