舌癌の生存率といつになったら治るのか

予防, 検査, 死亡率, 生存率, 舌癌

舌癌の生存率については
以前このページでも書きました。

 

よろしければこちらもご覧ください。

⇒ 舌癌の生存率
当然進行具合によって生存率が異なります。
ちなみに、「生存率」とは5年後に生きている割合です。

スポンサーリンク

生存率90%とは、仮に100人が舌癌になったとしたら
5年後に90人生きているという数字です。

5年後生きている、が5年後生存率

発症時の年齢は関係ないので
別の理由で亡くなっていても
数字は下がるので100%は有り得ない数字と
考えていいと思います。

 

ちなみに、進行具合と5年後生存率は以下です。

  • ステージⅠ・・・5年後生存率90%以上
  • ステージⅡ・・・5年後生存率90%以上
  • ステージⅢ・・・5年後生存率50~60%
  • ステージⅣ・・・5年後生存率30%以下(10%程度と言う医者もいます)

ステージⅠ、Ⅱでは90%以上となっていて、
舌癌が原因でなくなる確率はかなり低いといえます。

 

ただし、ステージⅢ以降は極端に下がってきます。
これは、リンパ節まで癌が成長したことを意味していて、
リンパ節に到達したということは、
リンパ管を癌細胞が体中を廻るので
他の部位でも癌が発症する可能性があるからです。

舌癌から肺癌になって、死亡しても当然生存率は下がります。

舌癌に限りませんが、早期発見が重要だというのが
この数字からもご理解頂けると思います。

 

いつになったら治るのか

次に難しいのが、「いつになったら治るのか」です。
舌癌になってしまった場合、多くの場合は外科手術となります。
一部放射線治療で放射線を当てたり、
放射線を発する部品を舌の中に入れたりするようです。

 

基本的には問題の部位をメスで切り取る外科手術です。
舌癌は表面に発症することが多いため、
皮膚の正面を剥がすような手術となります。

舌癌の手術

スポンサーリンク

多めにとっても深さ5mm程度です。
広さは舌癌の範囲により、
舌癌と思わしき部分は当然として、
正常な部分まで食い込んで切除します。

切除範囲

 

それは正常な組織と、
舌癌の堺はほぼ分からないからです。

「用心のために少し多めにとっておこう」
と言うことです。

 

癌は多めにとるので、外科手術が終わった時点で
「治った」といってもいい状態だと思います。

特に、ステージⅠ、Ⅱでは転移もありませんので
そこから他に・・・と言う可能性はありません。
しかしながら、「口腔内環境」としては
「舌癌になりやすい環境」と言えます。
一度舌癌になっている訳ですので、
「二度目新しく舌癌になる可能性」があるのです。
また、仮に舌の左側に舌癌ができていたとしても、
将来的に舌の右側にもできることが有り得ます。
口の中の環境は右も左も同じだからです。

 

そういった意味で、手術が終わっても
定期的に検査をしてもらう方がいいと言えます。

舌癌検査受診中

一度でも舌癌になったということは
免疫力が下がっていたなども考えられます。
他の部位でも癌を発症させてしまう可能性だってあります。

私が病院に検査をしてもらいに行ったら、
口の中はもちろん検査しますが、
舌の左右両方を見られます。

 

また、消化器系と言うことで、喉。
リンパ節への転移などを含めて
あごのあたりのしこりがないかもチェックしているようです。

手術から2年7か月経過しましたが、
未だに4か月程度に1回はエコー検査を受けて
あごの当たりのリンパ節の大きさが変わっていないかなど
検査をしてもらっています。

 
「生存率」には1年後生存率、5年後生存率、10年後生存率と
色々な数字があります。
一般的に「5年後生存率」が使われることと、
再び癌保険に入れるようになるまでの期間が
5年後であることからか
5年間変化なければ大丈夫、という考え方もあると思います。

もちろん、5年変化がなかったから
絶対大丈夫で今後も舌癌にならないと言う
保証はどこにもありません。

 

 

スポンサーリンク こちらの記事も読んで頂いています